Ethanolは、化粧品、ローション、ヘアケア製品などに含まれている可溶化剤です。異なる成分を溶解して製品中でより良く混合させます。汚れを溶解する担体または洗浄剤として作用します。Ethanolはアルコール飲料に含まれているのと同じアルコール成分ですが、消費者製品では性能を向上するためにこれを少量加えています。

製品の液体ベースを提供します。

カルボキシビニルポリマーは、シャンプーやソープなどの製品に増粘剤として使用されます。当社製品において、本成分は溶液を一体化させるほかに、製品が均一にいきわたるよう流動性を持たせる効果もあります。

Propylene glycolは、化粧品、歯磨き粉、食品、ビールなどに含まれている可溶化剤です。これは、空調機や凍結防止製品で使用される甘い味を持つ成分であるEthylene glycolと混同されることがありますが、別の成分です。当社ではPropylene glycolを、製品中で成分をより均等にいきわたらせ、製品性能を高めるために使用しています。また当社ではこれを、消臭剤、汚れを除去する洗浄剤すなわち「界面活性剤」、湿潤剤、製品の表面への運搬を可能にする担体としても使用しています。

Agarは海藻から抽出され、ゼラチンに似た質感を持つゲル化剤です。これは一般に食品添加物として使用され、シャンプーや化粧品などにも含まれています。当社製品では、粘度を高めて成分を安定性させるのでしっかりしたジェルのような質感があります。

Diisopropanolamineは、洗剤や脱脂洗浄剤などに含まれている洗浄剤です。製品処方内の分子がより良く反応し合うように操作することで、製品の清掃能力を高めます。DiisopropanolamineはpH調整剤でもあり、製品のpHを調整して安定性を高めます。それぞれの製品処方で最高の効果が得られるように、最適なpHバランスに調整してあります。例えば、酸性の強い処方は石鹸かすの除去に役立ちます。その反対に、アルカリ性の強い処方は油や油含有土の除去で効果を発揮します。当社は、目的に応じて最適なpHバランスを実現するために、pH調整剤を使用しています。また、缶、容器、ディスペンサーの腐食抑制など、処方のpHは容器中で製品を保存できる時間の長さにも影響を及ぼします。

ビタミンEとしても知られる酢酸トコフェロールには抗酸化作用があり、当社では処方の特性を維持するために使用しています。ローションやクリームなどの多くの化粧品に酸化防止剤として配合される成分です。酢酸トコフェロールを配合することで、処方の安定性が維持されます。

ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、クリームやシャンプーなどの化粧品に配合される乳化剤です。処方内で成分を結合させ分離を防ぐ働きをします。長期間が経過すると、製品内で処方の分離が起こることがあります。当社は、製品が使用の度に同じ性能を発揮するために必要な場合に乳化剤を使用します。

スクワレンは天然保湿成分で、保湿剤としてローションや化粧水などのさまざまな化粧品に使用されています。乾燥に対する肌のバリア機能を支え、柔らかくする働きがあります。